ご挨拶
美幌町立美幌小学校のホームページにアクセスしてくださり、どうもありがとうございます。
本校は、北海道オホーツク管内美幌町の中心部に位置し、明治33年の開校以来、大正・昭和・平成・令和と時代は変遷しても、絶えず美幌町教育の先駆的な役割を果たしてきた先取の精神を校風とする、創立120年以上の歴史をもつ管内有数の伝統校です。
校門を入ると、美幌小学校の主のように推定樹齢350年の柏の木が聳え立っています。この柏の木は、百年以上に渡り数多くの町民・児童を見守り、送り出す等、美幌町の人々の暮らしと深く係わりながら、年輪を刻み続けています。柏の木は美幌町のシンボルであると共に、美幌小学校の精神的支えとなり、現在に至っています。
平成2年に新たに建てられたヨーロッパ風の校舎は、「柏の木」をイメージし、随所に木造の温かみが取り入れられていると同時に、造成されたグラウンドも、柏の木をレイアウトして完備されています。これらの恵まれた教育環境の中で、美幌小学校の子どもたちは、「柏っ子」と称され、校歌の中で詠われている「柏のこずえに のびる雲 野を越え丘越え 山越えて 僕らの希望のせていく」のように、大きな夢を持ち、勉学に運動に励んでいるところです。
これからの子どもたちが参加する社会は、少子高齢化、人口減少、先端技術の高度化など、社会・経済情勢の変化がさらに加速していくことが予測されており、その変化に対応するために学校は、子どもの日常の学びを重視した持続可能な組織への転換が必要になっています。
新しい時代の教育を踏まえつつ、子ども時代の学びと経験が、将来、それぞれの子どもにとって未来社会を生きる力になることを目標に、子どもと地域の未来を拓く教育の創造に努めてまいりますので、保護者・地域・関係機関の皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
美幌小学校長 中村 厚志